このほどGmailがIMAPアクセスに対応した模様です。
これまでも認められていたPOPによるアクセスでは一度受信したメールを別の環境で再取得することが出来ないといった難がありましたが、IMAPを使えばメールサーバ上のデータに直接アクセスするので複数クライアントで利用しても常に同期の取れた状態が担保されるようになります。
また、Outlook Expless等で過去に受信したメールを受送信日時を保ったままGmailにデータ移行するにも以前紹介した外部サービスに用いた方法に頼る必要がなくなるなど情報集約も容易になりそうです。
同IMAP対応は順次対応が始まっているようで数日中に全アカウントで利用可能になるとのこと。ただし、日本語などのローカライズされた設定画面の対応は若干遅れるらしくすぐにはIMAPに関する項目が表示されないようなので、一日でも早く利用したい人は一時的に使用言語を「English(US)」に変更することで設定変更が可能なようです。
容量拡大などとあわせ積極的な攻めの姿勢を見せるGmail。今後プロバイダから付与されるメールは使われなくなるかもしれませんね。
全アカウントがIMAP対応完了(2007-11-02)
GoogleよりGmailの全アカウントでIMAPが利用可能になった旨のリリースが出されています。
日本語の設定画面には未だIMAPに関する項目が表示されていないませんが、上記の通り使用言語を一時的に「English(US)」に変更することでIMAPの有効/無効を切り替えることが可能です。