先日購入した地上/BS/110度CSデジタルチューナ搭載のデジタルレコーダ兼ネットワークHDD『nasne (ナスネ)』をフル活用するべく「VAIO TV with nasne」をインストールしてみました。
VAIO TV with nasneは、PCからネットワーク経由で番組ライブ視聴や録画した番組のストリーミング視聴、番組表表示や録画予約などの操作が行える専用ソフトウェア。現在リリースされているのはβ版のため、一部に未実装の機能や今後改修が必要とおもわれる箇所があったりするのですが通常の使用に於いては特に問題なく動作してくれています。
PC上での快適な視聴を実現するためには高画質な動画ストリーミングを処理するためのそれなりのスペックと高速なネットワークが必要で、少し古いPCや11b/gなど旧世代の無線LAN環境をご利用中の場合はそれらの刷新が欠かせませんが、それに見合うだけの便利さは十分に享受可能です。
とはいえ、VAIO TV with nasneはVAIO以外の端末に対してインストールも起動も出来ないようチェックがかかっているのが難点。オープンなハードで人気を集めている一方、ソフトウェアは相変わらず旧態然とした古いソニーの体質を脱しきれないまま。有料でもかまわないので正式リリースまでにはすべての環境で利用できるようになっていて欲しいものです。
ソニー縛りが強化(2012-09-09)
願いも虚しく、リリースされたばかりのVAIO TV with nasneの最新版ではさらなる制限強化が行われVAIO以外の端末に対するチェックが厳しくなってしまったようです。
ユーザーの利便性を無視するソニーの企業風土はそう簡単に変えられないということなのでしょう…。こうなるとあとは「ソニーを変える」と宣言したSCE出身の現ソニーCEO平井一夫氏の言葉を信じるほかありません。