PCまわりで15年近く使用してきたオーディオテクニカ製のノイズフィルター内蔵の電源タップ『ATC-NF62』が見た目にだいぶ劣化が進んでいたので買い換えを決めたのですが、同様のノイズフィルターを搭載した電源タップをネットで探してみると驚くほど選択肢が少ないことが判明。
スイッチング電源を多く採用している昨今の電子機器にこそノイズフィルターが欠かせないはずですが、大半の人は電気製品なんて「動けば良い」という感じだろうしノイズによる影響が出ていても気づかない人も多いようでかつて存在していた製品の多くがラインナップか削られてしまった模様…。
そんな中ようやく見つけたのが『P6-JP』。UPSなどでお馴染みのAPCブランドによる雷サージ+ノイズフィルター内蔵の電源タップです。
2004年から販売の続いている商品だけあって信頼性十分でメーカー保証も2年。これが1,000円程度で買えるという点も魅力です。ボディはプラスチックで比較的大ぶり。見た目に高級感はありませんが、作りは堅牢で多少捻ったところでビクともしませんでした。また、コンセントの差し込み口にはホコリの侵入による火災や小さい子供のイタズラによる感電を防ぐための回転式カバーが装備されているなど安全に対する備えもバッチリ。この辺りの造り込みの良さは海外メーカーならではですね。
6月に引っ越した新居はオール電化住宅で以前暮らしていたアパートとは配線やブレーカーの質が違う(?)のか、電子機器からオーディオへ伝播するノイズによる悪影響がほとんど感じられないのでP6-JPのノイズフィルタの効果も正直よく分からないのですが「備えあれば憂いなし」です。