ニコン初のフルサイズミラーレス機『Nikon Z7』及び『Nikon Z6』が本日発表となりました。
『Nikon Z7』は4,575万画素のハイエンドモデル、『Nikon Z6』は2,450万画素の普及モデルという位置づけで価格は前者が44万円前後、後者が27万円前後を予定しているとのこと。
両機種ともに筐体は共通でボディ内手ブレ補正機構を搭載する点なども同じ。EVFは0.5型で約369万ドット、ファインダー倍率は0.8倍。センサーの違いにより測距点数やISO感度、連射速度・連続撮影枚数などスペック面に違いはあるものの、機能面で大きな違いはない模様。
新たに採用された「Zマウント」は径55mm、フランジバック16mm。Fマウントとの互換性はありませんが、FマウントレンズをZマウントのボディに装着するための「アダプター FTZ」が別途発売される予定。
ジウジアーロ氏による流麗なデザインをベースに開発されてきた一眼レフのラインナップから大きく方向転換を図り、直線的でクラシカルな外観を採用した両機。好き嫌いの分かれそうなところではありますね。
ミラーレスにはEVFの遅延やバッテリー持ちの問題などまだまだ乗り越えなければならない課題も多く、特に2年後に控えるオリンピックを含むスポーツ撮影の現場などではまだまだ従来のレフレックスカメラが幅を効かせるものと思われます。とはいえ、これは未来に向けた新たな一歩であることは間違いないでしょう。