ほとんど使っていない自宅のノートPCに「Fedora Core 4」(以下、FC4)を入れて遊んでみました。
新しいGNOMEデスクトップの採用や新たに追加された様々な機能も気になるところですが、個人的に最も評価したいのは他のディストリビューションに先んじてデフォルトの文字コードにUTF-8を採用した点。多言語対応に向けUTF-8採用の流れが世界的に強まっていますので他のOSも追随して欲しいものです。
以下、導入直後にやった作業を備忘録かねて記録しておきます。
Telnetサーバーの導入
デフォルトではTelnetサーバがインストールされなかったので別途インストール。
# yum install telnet-server
再起動時に自動起動するよう設定しておく。
# /sbin/chkconfig telnet on
ホスト名の変更
デフォルトでインストールを突き進めるとホスト名が「localhost.localdomain」になってしまうので希望のホスト名に変更。
# /etc/sysconfig/network
(変更前) HOSTNAME=localhost.localdomain
(変更後) HOSTNAME=(希望のホスト名)
以下もやっておかないと再起動時に怒られる模様。
# vi /etc/hosts
(変更前) 127.0.0.1 localhost localhost.localdomain
(変更後) 127.0.0.1 localhost localhost.localdomain (希望のホスト名)
# hostname (希望のホスト名)
USBメモリの文字化け対策
カーネル2.6x の採用によりFAT32でフォーマットされた一般的なUSBメモリや外付けHDDは接続するだけで認識され、”/media/usbdisk”などとしてマウントされるようになりました。(NTFSフォーマットされたものは対象外。)
ただし、Windows環境との間でファイルの受け渡しを行おうとしても初期状態では文字コードの違いから日本語のファイル名が文字化けしてしまうので、それを吸収するFDIファイルを/etc/hal/fdi/policy配下に作成します。ここでは仮に「vfat.fdi」としてますが、ファイル名に特に制限はない(と思う)。
# vi /etc/hal/fdi/policy/vfat.fdi
<deviceinfo version="0.2">
<device>
<match key="block.is_volume" bool="true">
<match key="volume.fstype" string="vfat">
<merge key="volume.policy.mount_option.iocharset=utf8" type="bool">true</merge>
</match>
</match>
</device>
</deviceinfo>
作成後、再起動。
Sambaサーバー
Windowsとファイル共有を行うためのSambaの設定。
Sambaの設定ファイルの[global]内に以下追加
# vi /etc/samba/smb.conf
dos charset = CP932 (追加)
unix charset = UTF-8 (追加)
Sambaサーバーの起動と、次回再起動時の自動起動設定。
# /etc/init.d/smb start
# /sbin/chkconfig smb on
てな感じ。