うちの嫁は「電話とメールとカメラが使えれば十分」という理由で未だにガラケーを愛用しているのですが、周囲のスマホユーザーが無駄にファイルサイズの大きな画像を添付してくるらしく以前は1,000円に満たなかったパケット料金がパケ・ホーダイ ダブルの上限に達するまでに急騰。このためスマホへの乗り換えを薦めたところ月額料金が2,500円ほどで済んでいる現在と変わらないのであれば…というので、わたしと同様にMVNO回線を併用した端末二台持ちをすることになりました。
回線はここ1,2年でグンと選択肢が増えた月額1,000円前後のサービスの中から最大速度128kbpsで月額787円の「BB.exciteモバイルLTE 3G使い放題コース(0M)」を選択。さっそく申し込んでおきました。
自宅のネット回線のプロバイダがBB.exciteということもありユーザー情報はあらかじめ登録済なので、サービス追加の画面でSIMカードの種類(標準SIMもしくはMicroSIM)と利用開始希望日を選ぶだけで手続き完了。入会月の日割りが無いようだったので利用開始日は3月1日を指定。
利用開始に先立って送られてきていたSIMカードはこちら。同封品はSIMカードの他に納品書一枚だけといたってシンプル。
これまでわたしが使ってきた日本通信の『bモバイルSIM U300』やぷららモバイルといった他のMVNO事業者のものと同様、SIMカードはドコモでの契約時に発行されるものと同じで違いはパッケージのデザインくらい。ちなみにぷららモバイルは解約時のSIMカード返却がしっかり明示されていましたが、BB.exciteモバイルLTEにはそうした説明などが見当たらなかったので退会する際は返却不要なのかな…?
申し込み手続きをしたタイミングではわたしが以前使っていたGalaxy S(SC-02B)を当面使ってもらうつもりだったのでSIMカードのサイズ選択で標準SIMを選んでいたのですが、申し込み後に入手した『F-03D Girls’』に挿入可能なSIMはmicroSIM。そのままでは使用することできないので、あらかじめAmazon.co.jpで購入しておいた『NOOSY ダブルSIMカッター』で強制的にサイズダウン。
切断面をヤスリで整えて端末にセットし、正しく認識できることを確認したらネットワークの設定を実施。BB.exciteモバイルLTE用のAPN設定は次の通り。
APN: vmobile.jp
ユーザー名: bb@excite.co.jp
パスワード: excite
認証タイプ: PAP または CHAP
ユーザーやパスワードは利用者毎に個別に振られたものではなく至ってシンプル。
回線状況
気になる回線速度はアップロード・ダウンロードとも平均150~180kbpsほどで安定。仕様上通信速度は128kbpsまでしか出ないはずなのですが何度計測しても150kbpsを切るケースは見られませんでした。
ウェブの閲覧やPlayストアによるアプリの更新もよほど大容量のものでなければ支障はなく、radikoやネットラジオなどの音声ストリーミングも普通に再生できて少々驚きました。最大300kbpsを謳いながら制限ばかりで最後には実質3kbpsほどしか出なくなっていたbモバイルSIM U300とは比較になりません。
BB.exciteはIIJとの繋がりがあるので、MVNOサービスにおいてもIIJmioのデータ通信サービス「高速モバイル/D」のノウハウが生かされているのかもしれません。