インプレッサ G4の後部座席には子供を乗せるためのレカロのチャイルドシート『Start H1』を取り付けていますが、新車だから汚さないように…などと子供が気を配ってくれるはずもなくシートに座らされるのを嫌って暴れたり、口にしたお菓子の欠片をポロポロこぼしたりといったことが多分に予想されるため折角の真新しいシートを傷や汚れから守るべく『Seat Saver(シートセーバー)』と『DIONO けっとばシート』なるアイテムを購入してみました。
シートセーバーはチャイルドシートと擦れて傷みやすいシート座面と背もたれの下部を保護するためのチャイルドシート用マット。表面は皮革調でいかにもビニールシートっぽい他社製品に比べれば幾分高級感のある見た目。しっかりシートを守るためかやや厚みがあって固めの感触になっているのでスポーツカーの後部座席のようにお尻の部分が大きく凹んだシートでの使用には向きませんが大半の車では問題なく使用可能です。
裏面は滑り止め加工がしっかり施されているのでズレることは無いとおもいますが、表面はまぁまぁ滑りそうなので今回は別途用意したカーペット用の滑り止めシートを間に敷いてチャイルドシートを設置。あとはシートベルトで背面をしっかり固定して取り付け完了!シートセーバーの前垂れ部分は小物入れになっているので使い方次第では便利かもしれません。
なお、今回初めて知ったのですが…G4を含む最近の車は後部座席のシートベルトがALR(Automatic Locking Retractor)機構の無い単純なELR(Emergency Locking Retractor)方式のものに変わっています。以前乗っていたセリカを含む2000年~2010年頃の車には後部座席にベルトを一旦全て引き出すと後は巻き取りが終わるまでロックがかかって引き出すことができなくなる「ALR機構付きELR」方式のシートベルトが採用されていてチャイルドシートの固定には大変便利だったのですが、その仕組み上ベルトで遊んでいた子供が窒息するという痛ましい事故が起きやすかったことからALR機構は廃止になったとのこと。現在ではISOFIXを使った固定が主流になりつつありますが、従来型のシートベルト固定によるチャイルドシートのほとんどは取扱説明書に従って正しく設置すればALR機構のない車でも安全に利用することが出来るようですので車の買い替えを検討中の小さいお子さんをお抱えのお父さんお母さんはご安心を。
続けて運転席背面に子供の靴などによる汚れを防ぐためのアイテム『DIONO けっとばシート』を取り付け。セリカは身長178cmのわたしの体に合わせて運転席のシートを調整するとチャイルドシートに座った子供にシート背面を蹴られて靴跡だらけになってました。セリカに比べれば遥かに後部座席の広いG4では子供の蹴りを食らう心配はまだ不要ですが、子供の成長はあっという間なのでこのタイミングで早めに取り付けておくことにしました。シートセーバー同様、こちらにもポケットが付いているのでお菓子や小物を入れておけるのは良いですね。
取り付けは上部ベルトをヘッドレストの根本に引っ掛けて下の方を付属の紐で固定するだけ。ただ、G4のシートまわりには下部の紐を結びつける場所が無く、無理にシート周りに紐を通すと電動シートに巻き込んでしまう恐れもあるので今回は片方だけをシートレールの根本に固定。フィット感はやや残念な感じですがよく調べもせずに買ったわたしが悪いので仕方ないか…。代わりになる良い商品が見つかるまではこれで我慢することにします。
取り付け後のイメージはこんな感じ。
とりあえず黒で統一された車内のイメージを大きく損うことはなかったのでその点は満足です。