本国アメリカでの発売から遅れること約1年。日本でもようやくGoogleのメディア ストリーミング端末『Chromecast』の販売が始まりました。
スマホやタブレットで楽しんでいたコンテンツをテレビの大画面でも楽しめるようになる同製品。前評判の高さもあり発売初日(5/28)から大手家電量販店の店頭に潤沢に並んでいたようですが、本家Google Playで注文したわたしの元に商品が到着したのは4日遅れの今日。通販サイトでの購入をご検討の方が居らっしゃいましたらAmazon.co.jpをご利用になることをオススメします。
そんな理由でかなり出遅れた感はありますが、折角なので備忘録がてら開梱からセットアップまでの過程を残しておくことにします。
開梱とセットアップ
まずは商品パッケージをチェック。
同じGoogleが取り扱うNexusシリーズのスマートフォンやタブレットのそれとは趣きが異なり、店頭での陳列を意識したコンパクトなデザイン。スリーブに記載された商品説明はしっかり日本語化されています。
中身はChromecast本体と給電用ACアダプタ、HDMI延長コードの3点のみ。パッケージの内側に「スタートガイド」と称した簡単なイメージは描かれていますが、マニュアルなどの冊子類は一切含まれておりません。
さっそくChromecastをテレビのHDMIポートに挿し、コンセントに繋いだACアダプタから延びるUSBケーブルを接続。Chromecastへの給電はテレビに備えられたUSBポートからでも可能なようですが、テレビの電源に連動して頻繁に給電がON/OFFされるタイプだとChromecastに負担がかかるので常時給電に対応している場合に限定した方が良いでしょう。
テレビの入力ソースをChromecastを繋いだHDMIポートに切り替えるとセットアップを促す画面が表示されます。
Androidスマートフォンかタブレットを用意し、画面に表示されたURLにアクセスするかGoogle Playアプリから専用アプリ「Chromecast」をインストールして起動。これによりセットアップ中のChromecastが探索されます。
セットアップ対象を一意にする4桁のコードがアプリとテレビの双方に表示され一致していることを確認して先に進めます。
先々複数のChromecastを利用するような場合に備え名称を設定します。自分で判別がつけば名前は何でもかまいません。
続けてChromecastを自宅のネットワークに参加させるためWi-Fiの設定を行います。
ネットワークに繋がるとファームウェアを最新化するための更新処理が始まります。回線の状況にも依りますが、うちの場合は3分ほどかかりました。
更新が済むと自動で再起動が走りセットアップ終了。
新しいコンテンツの楽しみ方を提案するデバイス。今後の発展に期待
Chromecastがあればこれまでスマホの小さな画面で楽しむほかなかったYouTubeやPlayムービーの動画をリビングのテレビにキャストしてみんなで楽しめるようになるほか、PCからもChromeに「Google Cast」プラグインを導入すればブラウザ上の表示をミラーリングするなんてことも出来るようになります。
現状では対応アプリが限られているため更なる拡充が待たれるところですが、サードパーティも続々対応してきているようなので今後の展開が楽しみです。