先月あたりから急な仕事が続いて毎日バタバタしていているのですが、理想の書棚が見つからず引越し時の荷物が山積みになったままのクローゼットを早く片付けろという嫁からの圧力に屈して月初にバタバタとオーダーしておいたラックが到着しました。
今回購入したのはカタログ通販セシールの『10色からカラーが選べるオープンラック』。6月末の引っ越し直後から新居のクローゼットの奥にぴったり収まる75cm幅で中央に仕切のない書棚…という条件で家具屋を探してまわったもののめぼしい商品に巡りあえず越年も覚悟していたのですが、たまたま嫁が見ていた同社のカタログ中に前述の条件に合致した商品を発見。現物を見ずに家具を買うのはかなりの冒険ですし組立家具の割に価格もそれなりなので悩みましたが、他の選択肢はなかなか見つかりそうにないので思い切って注文しておいた次第です。
このアイテムはサイズ・色ともに選択肢が豊富で設置場所の都合上制限のある横幅以外はどれにすべきかで少々悩みましたが、最終的にオーダーしたのは幅75cmで高さ180cmの商品。色はミドルウォールナットを選択しておいたのですが、納品までに3週間もの時間を要しました。そういえば7月にニッセンでキャビネットを購入した時も到着までに2週間…。時間的・精神的な余裕がないとカタログ通販会社で家具を注文するのは難しいんだなとあらためて実感しました。
荷物は二個口で到着。プリント紙化粧繊維板を用いた商品だけに軽いものかと思っていたのですが、玄関から室内に運び込むべく抱え上げてみると結構な重量。なお、梱包に貼られた注意書きを見ると、白井産業という会社が製造している商品のようです。
開梱して部品を取り出し。木目調プリントの表面はそれほどチープな感じではなく一応は合格点。中央に仕切がないため棚板が歪んで脱落することのないよう幅75cmと90cmの商品では30mmと厚めの棚板が用いられているので思った以上に丈夫そう。
さっそく説明書に従って組立開始。面倒な作業といえば背板がグラつかないよう背板や天板の溝に付属の木工ボンドを流し込む点くらい。小一時間ほどでサクっと完成…はしたのですが、背板のサイズが明らかにおかしく湾曲してボワボワな状態だったので一旦分解してサンダーで調整する必要があり納得いく状態に仕上るまでに結局2時間近くかかりました。疲れた…。
若干の問題はありましたが、天板・地板・棚板の十分な厚さのおかげもあって作りはしっかりしており、うちの嫁がぶら下がってもビクともしません。なお、高さ180cmのこの商品の場合5枚の棚板のうち2枚は固定棚になりますが、固定する位置は特に決まっておらず可動棚用のダボ穴にジョイントを取り付けてハメ込むするだけ。その気になれば組立後でも固定棚の位置は変更可能なので使い勝手は良さそうです。
無事に完成したらL字型の独特な形状をしたクローゼットの奥にズリズリと移動。さすがにピッタリでいい感じです。ダンボールの中に残ったままの荷物をラックに収まる分だけ並べてみましたがこれだけでも随分スッキリしました。(あくまで仮置きなのでゴチャゴチャ感は気にしないで下さい。苦笑)
天板の上部はプリントシートが省略されていたり、台輪部分は左右を木ダボで止めただけで強度不足だったりと行き過ぎたコストカットが目に付くため2万円強の商品ながら印象としては1万2000円から良くて1万5000円くらいが妥当なところ…というのが率直な印象。丈夫さやパッと見の良さは悪くないだけに惜しい。
段ボール並みの強度しかなかった背板(2016-03-25)
先日、荷物を整理していた際に背板が波打ってボワンボワンな状態になっていることに気がつきました。
書棚を設置しているクローゼットには他に大量のCDやDVDなども置いていて湿度管理には特に気を配っているので湿気の影響による湾曲などは考にくく、何事かと思い指で押してみると「ザクっ」という音をたてて簡単に穴が…。プリント紙化粧繊維板ということで強度はそれほどないことは解していましたが、よ~く調べてみると板というよりただの厚紙に近い代物だったのです。
これほど波打った背板では構造上弊害でしかなく、開いた穴をそのままにしておくのもみっともないので背板を取り除くことにしたのですが、木材の繊維質はわずかしか混じっていないので素手で軽く引っ張ればビリビリ音をたてて簡単に裂けていきます。これじゃほとんどダンボール…。
いまのところ背板を除く部分に問題は生じていませんが、2箇所に固定の棚板を設置しなければ側板がたわんで可動棚を設置出来なくなる点などからして全般的に強度不足の感が否めません。購入を検討されている方がいるのであれば、別の商品を探されることをオススメします。