以前から電源投入直後にトレイ開閉操作がうまく行えていなかったうちのデノン製ユニバーサルプレーヤー『DENON DBP-1611UD』ですが、先日子供が操作していたところ普通に出てこなくなってしまったとのこと。
結果から先に言うと、うちの子供がディスクを正しい位置にセットせずにトレイを閉じたため中で引っかかっていたのが原因で本体を分解してディスクを取り出すと無事復活。事なきを得たのですが、今回DBP-1611UDを分解してみて中身のスカスカぶりに驚き。
本体の軽さや稼働時の共振具合からある程度予想はしていましたが、ケースの鋼板は薄~いしドライブに申し訳程度に貼られた制振材もほとんど用をなしていません。ドライブの動作音が妙に響いていたのも納得です。
振動やノイズはオーディオにとって良いことはひとつもありませんので、天板の内側及びケース内で共振しそうなところを中心に『オトナシート』を貼り付け。
オトナシートを利用したのはその制振効果と重量増に伴う共振の抑制、さらにはアスファルト系素材は防音効果も高いのでドライブの稼動音がケース内で響くのを防ぐことが出来るため。
さっそく効果を確認してみましたが、トレイを開閉する音に高級感が出たのがもっとも分かりやすい変化。肝心の再生音についてもぐっと艶が出て大変満足のゆく結果となりました。制振シートを貼っただけでここまで改善されようとは…。
近年ネットワーク配信が急速に拡大したことで、わたしもCDやBD/DVDの購入ペースが大きくダウン。光学ディスクの存亡すら怪しくなってきた中にあって新しいプレーヤーへの買い替えはさすがに躊躇われるところもあるので、DBP-1611UDにはまだまだ頑張って頂かなければ。