昨年入手したアルカスイス互換の汎用L型プレート『Andoer MPU-100 ユニバーサル クイックリリース L型プレート』はプレート幅が大きすぎて多くの雲台との組み合わせに於いて問題が生じていたため、これに代わる物として『INPON 汎用 L型クイックリリースプレート』を購入しました。
先のAndoerと同じくAmazon.co.jpでしか見かけることのない怪しげな中華ブランドINPON。Amazon.co.jpでは他にも様々な中華ブランド名義で同じ見た目の商品が販売されていることからいずれもOEM元が同じであるかコピーにコピーが重ねられた末の商品であろうと思われますが、こちらの商品に関しては一般的なアルカスイス互換品と同じプレート幅(約37.9mm)に修正されているようだったことから取り寄せてみた次第。
INPON 汎用 L型クイックリリースプレート
白いシンプルな箱の中にはプレート本体とサイドプレートに任意で貼り付けることの出来るゴム製シート。
プレートの素材やデザイン、ストッパーの位置、サイドプレートが取り外しが可能である点に至るまで先のAndoerと同じで面白味はありませんが、この値段でこれだけの強度・加工精度を実現していれば何の文句もありません。
肝心のプレート幅ですが、旧プレート(写真右)が約40mmあったのに対し今回入手したものは商品ページに記載された仕様通り約38mm。
ストラップホールも幅が広げられているので、プレートにハンドストラップを通してお使いの方などは重宝する…かもしれません。
実は以前にも同ブランドによる『INPON クイックリリースプレート』という商品を買ったことがあり、そちらは明らかな欠陥商品だったため少しばかり不安視していたのですが今回は特に問題なさげで一安心。
Nikon D500に装着してみる
さっそくNikon D500に装着してみましたが、取り付けネジをしっかり締めれば滑り止めが効いてグラつくことはありません。
添付のゴム製シートをカメラの形状に合わせて貼っておけばカメラ側面の傷対策になる点は嬉しい配慮。
側面の端子カバーは塞がれる形となるため、機種によってはUSB式のレリーズが繋げられないといった不満も出るかもしれませんが10pinターミナルを備えた上位モデルであればあまり問題にはならないはず。
手持ちの雲台との組み合わせも一通りテストしてみましたがいずれも問題はなく良い感じでした。
中華ブランドの製品は同じメーカー・型番の商品であっても発売時期によって仕様がガラッと変わることがあり、数か月後に追加購入してみたら別物になっていた…なんてことがザラなので、今のうちに予備としてもう1個追加注文しておこうかな。