2017年より当ブログのドメイン管理委託先として「Google Domains」を利用していましたが、Googleがレジストラサービス事業をSquarespace社に売却。それに伴ってわたしのアカウントも春頃にSquarespace社へ自動移管されました。
移管に伴う不便や不利益は今のところ生じていませんが、約1年の経過措置期間後は料金体系がSquarespaceの定めるものに変わって費用負担が増えることが判明しているため、今のうちに他のレジストラへ移しておくことにしました。
今後、同様にSquarespaceからの離脱を検討される方も多いと思うので、移管手続きの流れを備忘録がてら残しておくことにします。
Squarespace側での作業
Squarespaceのウェブサイトにてログイン。Google DomainsからSquarespaceへ自動移管された場合、Googleアカウントでのログインが可能になっているはずです。
ダッシュボード上部のメニューより「ドメイン」ページに移動し、移管したいドメインを選択します。
ドメインの概要画面にて「登録情報」に誤りがないか確認(特にメールアドレス)のうえ、「ドメインロック」をオフに変更しておきます。「ドメインロック」がオンだと移管手続きが進められません。
なお、ドメインの種類や移管先によっては「WHOISプライバシー」もオフに設定しておく必要がありますが、SquarespaceからXServerドメインへの移管にあたっては「WHOISプライバシー」が有効のままでも問題なし。万一、移管申請が不受理になった場合などは「WHOISプライバシー」をオフに設定のうえ再度申請を行わなければなりませんが、オフにすると個人情報が世界中に晒される状態となるので、以後の移管手続きはスムーズに進めるようにしましょう。
続けて左メニューより[DNS]-[DNSSEC]と辿ってDNSSECの設定有無を確認。万一、有効になっていた場合は解除しておくこと。万一このタイミングで解除を行う場合、反映までに1~2日程度要するので、しばらく時間をあけてから作業を続けてください。
概要画面に戻り、画面下部にある「移管コードをリクエストする」をクリック。
続く確認画面で「認証コードを送信する」、「OK」をクリックしたら移管に必要となる認証コードの要求作業は完了。
一時間前後で認証コードを記した下記のようなメールが送られてきます。
これにてSquarespace側での作業は終わり。
XServerドメインへの移管作業
今回、移管先として選んだのはXServerドメイン。円安のため海外のレジストラを選ぶメリットが少ないこと、国内で幅を利かせるGMO系のレジストラは個人情報を預けるのが不安なことなどから消去法で同サービスを選択。ホスティングの会社として十分実績のある会社だし、コスト面でもかなり頑張ってる印象だし…現時点では最もおススメできる選択肢のひとつです。
今回はXServerのアカウントを持っていない状態からの新規申し込みとなります。まずはドメイン移管の紹介ページに移動し、移管したいドメインとSquarespaceから入手した移管コードを入力。
続けて画面の指示に従ってアカウントの新規登録を行い、支払い情報の入力と規約同意を済ませると申込完了。
新たに作成したアカウントでXServerドメインの契約管理のページにログインすると移管を申し込んだドメインがリスト表示されており、横の「移管申請状況確認」ボタンから移管作業中であることが確認できます。
この状態で数日(わたしの場合6日ほど)待つとXServerドメインから下記のような移行作業完了のメールが送られてきます。
改めてXServerドメインの契約管理ページにログインすると、申し込んでおいたドメインが有効になっているのが確認できます。
通常、ドメイン移管時には設定済のネームサーバの情報は移管元から引き継がれます。今回も問題なく情報は引き継がれていましたが、念のために確認しておいた方が良いでしょう。
ちなみに、入力されたネームサーバーが大文字で表示されるのはXServerドメインの契約管理ページの仕様のよう。改めて小文字で入力し直す必要はありません。(入力し直しても保存時に大文字に置き換えられます。)
「DNSレコード設定」や「Whois情報設定」の設定は必要に応じて。最後にドメインの乗っ取りを防ぐために「ドメインプロテクション」を設定しておきましょう。
SquarespaceからXServerドメインへのドメイン移管に於ける作業の流れは以上です。