玄人志向のNAS組み立てキット『玄箱』(クロバコ)を購入

玄人志向 NAS 組み立てキット 玄箱シリーズ KURO-BOX別途用意したハードディスクをユーザー自身が組み込んで使う玄人志向のキット型NAS製品『玄箱』。

PCのアップグレードなどで要らなくなったハードディスクを有効活用出来るソリューションとして自作ユーザーを中心に関心が高く2月の発売開始以来入手困難な状況が続いていますが、仕事帰りに立ち寄ったヨドバシカメラで陳列中の同機を発見。迷うことなく1台入手しておきました。

実売で15,000円をきる比較的入手しやすい価格に加え、コンパクトで低消費電力なファイルサーバが欲しいと常々考えていたわたしにとっても発売当初から気になる存在でしたが、九州までは当面商品は回って来ないだろうと予想していただけに嬉しい誤算です。

玄箱の概要

玄箱は玄人志向ブランドを提供するバッファローの『LinkStation HD-LANシリーズ』をベースにしているようで、筐体(ガワ)に関しては色が異なるのみでサイズは同じ。一説によればLinkStationの筐体を黒く塗り直す手間がかかるために供給が追い付いていないのだとか…。


CPUはPowerPC 200MHzでメモリは64MB。LANポートは100Baseに対応し、カーネル保管用に4MBのフラッシュROMが搭載されています。

パッケージは玄人志向らしいシンプルなもので、中身は本体のほか縦置き用のスタンド、インストール用のCD-ROMと簡単なマニュアルが付属するのみ。丁寧なマニュアルなどは用意されておらず、「初心者お断り」な感が逆に好印象です。

ハードディスクを組み込むのはまずフロントパネルを取り外さなければならず、その際精密ドライバーなどの工具が別途必要。本体カバーを開け、基板を固定するネジを外して持ち上げるとドライブマウント用の金属パーツに行き着くのでそこにハードディスクを固定します。

とりあえず手元に転がっていた15GBのQuantum Fireballを突っ込み、LANケーブルを接続して電源投入。付属のCD-ROMに含まれるセットアップツールを起動するとネットワーク上の玄箱を見つけてインストールを促してくるのであとは指示に従うだけ。10分とかからずセットアップは終了しました。

組み込んだハードディスクが古すぎることもあり性能面での言及は避けますが、動作音は心配していたほど五月蠅くもなく高負荷をかけても安定して動作してくれた点には一安心。

今日のところはお試し程度に触れただけでしたが、そのうち大容量ハードディスクを入手して本格活用しようと思います。

ハードディスク換装(2004-12-03)

6月に購入し稼働確認だけ済ませた状態で半年近く放置していた『玄箱』ですが、ようやく仕事も落ち着いてきたので今のうちに本格稼動させようと思い新しいハードディスクを調達することにしました。

今回はNASでの利用が前提なので性能よりも安定性を重視。低騒音・低発熱で評価の高いWestern Digitalの『WD Caviar WD1600BB』をヨドバシカメラで購入。

さっそく玄箱に組み込んで大量のファイル転送を繰り返すなどして負荷テスト。HDDの自己診断機能「S.M.A.R.T.」(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)によれば高負荷時でもHDDの温度は40度以下で安定。これなら夏でも50度前後で収まるでしょうから障害も出にくいのではないかと思われます。

今後、玄箱には『Nikon D70』で撮影したRAWデータの保存先などとして頑張って貰おうと思います。

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