デノンのセンタースピーカー『SC-C55SG』を購入しました!年末に入手したトールボーイスピーカー『SC-T55SG』がなかなかいい具合でこれから長い付き合いになりそうなので、「センタースピーカーはフロントスピーカーと同じシリーズで揃える」という鉄則に則って今回SC-C55SGを選んだ次第です。
サラウンド環境は長いこと使用していますが、当初より設置スペースの都合でセンタースピーカー無しで運用してきたため自分の中ではセンタースピーカー無しでも特に違和感は無かったのですが、55SGシリーズもそろそろモデルチェンジの時期でしょうから同モデルを揃えられるのは今のうち…将来広い部屋に引っ越してセンター欲しくなったらどうする?ん??と自分を追い込んでみました(笑)。
そういえばこのスピーカー、注文してから手元に届くまでに20日以上もかかりました。一応電気製品だけどスピーカーなんてそうそう壊れるものではないから長期保証とか要らないと思って今回もAmazon.co.jpを利用したのですが、入荷の見込みが立たないらしく何の連絡もないまま3週間放置。確かに”商品が入荷次第発送します”と記載されてましたがこんなに待たされるとは思わなかった…ということで、しびれを切らしてAmazonに出品している別の業者(ジョイフルオクダ電機さん)に注文し直したところメーカー直送で翌々日に到着したという次第です。いやぁ、長かった。
さっそく他でも使用しているデノンのスピーカーケーブル『AK-2000』とオーディオテクニカの『ソルダーレスバナナプラグ(AT6302)』を使ってAVアンプと接続。
ラックを元の位置に戻してAudyssey MultEQによる自動測定を開始すると今回追加したスピーカーが「Phase Error(位相誤り)」と警告されました。不思議に思ってネットで調べてみるとAudysseyの公式HP内のFAQに「位相反転の可能性を報告するだけなんで、確認して問題なかったらSKIPしてね」とあったものの気になったので警告が出なくなるまでスピーカーを少しずつズラしながら位置決め。どうやらリアバスレフ型のスピーカーなので真後ろをピッタリテレビにくっつくように置いていたのがマズかったみたい。フロントスピーカーをテレビにピッタリくっつけていると、他にもテレビのリモコンが効かなくなってしまうなどの問題も出てくるのでここらはうまく考えて設置した方が良いようです。
無事に問題解消したところでパーヴォ・ヤルヴィ指揮『シューマン 交響曲第1番「春」&第3番「ライン」』のマルチチャンネル再生や、テレビの脇に置きっぱなしにしていた徳永さんの『春の雪』をProLogicIIによるサラウンド再生を視聴してみましたがボーカルパートの定位感の向上がしっかり感じ取れます。若干センターの主張が強いかな…という気がしないでもないですが、これは以前のファントムモード(疑似センター)に体が慣れちゃってるせいかも。スピーカーと自分の耳のエージングが進んでもこうした違和感が拭えないようならセンターの出力を調整してみても良いかも。
続いて映画。生憎Blu-Rayのソースが手元に無いので『バーティカル・リミット』のDVDを視聴してみたのですが、役者のセリフが明瞭に聞き取れるようになったうえ左右の音の移動もスムーズさが増しました。予想通り映画などのコンテンツではセンタースピーカーが本領を発揮するようです。
一般的に費用対効果が薄いと言われるセンタースピーカーではありますが、一度使用してみると欠かせない存在になりそう。設置場所と予算さえ確保できれば是非皆さんも試していただきたいものです。
次の目標はウーファーとサラウンドスピーカーの買い替え。さすがにここまで同じシリーズで揃える必要はないと思いますが、下位グレードの33SGシリーズあたりを選んでおいた方が無難かなぁ。