10月よりぷららがNTTドコモのネットワークを借り受けてMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供を開始した下り最大1.5Mbpsの3Gモバイルデータ通信サービス『ぷららモバイル』に加入しました。
これまでGalaxy S(SC-02B)用として約1年に渡り日本通信の『bモバイルSIM U300』を使ってきましたが、利用開始当初は良かったものの回線状態は日々悪化する一方で最近は3kbps程度しか出てないこともありウェブページの閲覧やメールの送受信にも苦労するようになっていたので1月頭の期限切れを待たずしてぷららモバイルに乗り換えることを決断しました。
同様のドコモのMVNOによるデータ通信サービスとして、So-netも「So-net モバイル 3G」と称したサービスを同時期に開始しており、今回の乗り換えにあたってはそれぞれの特徴をじっくり吟味しました。
[ぷららモバイル]
最大通信速度: 1.5Mbps (ベストエフォート)
通信速度制限: なし初回登録事務手数料: 3,990円
月額基本料金: 2,845円 + 7円 (ユニバーサルサービス料) + 210円 (ぷらコミ0)契約条件: 2年間の継続契約 (更新なし)
契約解除料: 15,750円[So-net モバイル 3G]
最大通信速度: 14Mbps (ベストエフォート)
通信速度制限: あり (3日間で192MBを超えた場合)初回登録事務手数料: 3,150円
月額基本料金: 2,770円 + 7円 (ユニバーサルサービス料) + 210円 (モバイル会員)契約条件: 2年間の継続契約 (自動更新)
契約解除料: 9,975円
最大通信速度だけ見ればSo-netが断然優勢ですが、テザリングの使用も想定している以上192MBの転送量制限があっては使い物になりません。また、ぷららは最初の24ヶ月を過ぎれば解約違約金無しでやめることができる点もポイント。今後、Xiなどのさらなる高速通信の普及が予想される中で2年おきにしか自由に退会できないというのはあまりに不安ですからね。
SIMカードとAPN設定
送られてきたSIMカードと設定資料がこちら。
佐川急便の封筒で送られてきた荷物の中身は『光ポータブル(PWR-100)』設定用の簡単な説明資料と解約時にSIMカードを返送するための返信用封筒、それに肝心要のSIMカード。こうしたサービスはある程度知識がある人向けのものという前提があるので、送られてくるものは必要最小限ですね。
送られてきたSIMカード。日本通信の『bモバイルSIM U300』もそうでしたが、ぷららモバイル用のSIMカードもドコモのFOMAカードそのままです。
それではさっそくSIMカードをGalaxy S(SC-02B)に挿して次のとおり設定。
APN: 3g.nttplala.com
ユーザー名: (ぷららのユーザID)
パスワード: (ぷららの本パスワード)
認証タイプ: CHAP
認証タイプは「PAPまたはCHAP」ではなく「CHAP」にしないと繋がらないようなので要注意です。
回線状況は良好
接続を確認できたのでさっそくTuneInRadioでOTTAVAを視聴。U300では回線の細さと規制のためにまったく使い物にならなかったストリーミングが普通に聴けます!radikoも問題なし。U300で一番の問題だったAndroidマーケットにもスムーズに接続できました。
下りの回線速度は電波状況の劣悪な博多駅で700Kbps程度にまで落ち込むことがあったものの、それ以外は1.0~1.5Mbpsをキープ。上りは場所や時間に関係なく300~400kbps程度をコンスタントにマークしていました。
今後利用者が増えてくれば状況は変わってくるのかもしれませんが、現状ではコストパフォーマンスの高いサービスと言えそう。はやめに乗り換えを決断して正解でした!