ZALMANの2.5インチHDD/SSDケース『ZM-VE300』を入手しました!…といっても購入したのは2月のこと。しばらく時間がとれなかったのでクローゼットの中に長い間放置していましたが、ようやく日の目を見ました。
ZM-VE300はUSB3.0に対応しているため、現在愛用しているHPのモバイルワークステーション『HP EliteBook 8460w Mobile Workstation』と接続した際は高速なデータ送受信ができるのがメリット。また、ISOファイルだけでなく仮想HDDファイルであるVHDやVMDKファイルも直接マウントできるバーチャルドライブ機能を搭載しているので、PC側にDAEMON Toolsなど余計なアプリケーションをインストールすることなくそれらにアクセスできるのも大きな特徴のひとつとなっています。
ZM-VE300のパッケージの中身は本体と保護用カバー、HDD固定用のネジとドライバにUSB3.0ケーブルとCD-ROM。このCD-ROMに収められているのは本体に備えられたバックアップボタンと連動して自動バックアップをとるための専用ソフトウェア。わたしは手動でバックアップをとりたい派なのでインストールしませんでしたが、利用する場合はCD-ROMを利用せずZALMANのHPから最新版をダウンロードしてきて使用することをオススメします。
今回セットしたHDDは換装のためPlayStation 3から取り出して放置していた東芝製の120GB HDD『MK1255GSX』。最新のHDDに比べるとスペック的には若干見劣りしますが外部ストレージにそこまでの性能は求めていませんし、あまり長い間使わずに放置しておいても稼働部が固着するなどして動かなくなるだけなので当面はこちらを活用することにしました。
HDDのコネクタ部にZM-VE300の基板部品を取り付けてケースに納め、側面のゴム部品に隠れているネジ穴に付属のネジを締め込んで固定。ツールレスというわけにはいきませんが、ゴム部品をめくるのが少し面倒なくらいでそれほど難しくはありません。
さっそくPCとUSB3.0接続してNTFS形式でフォーマット。その後、念のためZALMANのHPを見てみると最新ファームウェアが公開されていたのでさっそく適用しておきました。ZM-VE300はバーチャルドライブ機能の都合上、NTFSで使用するかexFAT,FAT32で使用するかによって適用するファームウェアが異なるので注意が必要です。
ひと通り触ってみましたが、ZM-VE300には液晶画面とスイッチが用意されていてバーチャルドライブにマウントするイメージファイルを液晶画面で確認しながら変更できるほか、各種設定の変更や内蔵しているHDDの温度や状態を確認することも出来る点が非常に便利。また、少々型落ちのHDDを使用している為ベンチマークまではとっていませんが想像以上に快適に動作してくれています。いままのUSB2.0接続外部ストレージを利用するたびに感じていたイライラが嘘のようにスムーズに転送されるので、まるで内蔵ディスクを利用しているよう。なかなかいい感じです。