以前使っていたアンティーク調の姿見が新居の内装にひどくアンマッチだったため1年近くクローゼットの奥に仕舞いこんでいたのすが、さすがに不便さを感じていたので新しいウォールミラーを購入し玄関ホールに取り付けました。
今回設置したのはIKEAで販売されている『STAVE』なる商品。
自己主張しないデザインで設置場所を選ばないこちらの商品ですが、40x160cmの大きさながら驚きの2,999円。スケールメリットを最大限に活かす同社の製品だけあってこの値段でも強度は十分ですし、万が一の事態に備え飛散防止フィルムも貼られていて安全性にも考慮されている点が決め手となりました。
値段が値段だけに見えない部分の作りは決して美しくはありませんが、ウォールミラーの裏側なんて一度設置してしまえば見えなくなるので問題ナシ!
必要な道具さえあれば取付は簡単
取付はもちろんDIY。使用した道具は下地探しに用いる『下地センサーHG』や『どこ太 L(マグネット付)』のほか、水平器やドライバーなど。
今回の鏡は裏側の左右2箇所に金具があり壁に打った2本のネジに引っ掛けて固定する形となっていて傾きが生じやすいので、最初にしっかり水平をとれるかどうかが仕上がりの印象を大きく左右します。
下地センサーで下地の状態と電気配線を傷つける恐れがないことをしっかり確認したら、ネジを打つ予定位置に押しピンを刺し糸を渡すなどして水平器で確認。その後、どこ太を使って実際に下地の有無と石膏ボードの厚みを確認し用いるネジの長さや種類を決めます。
今回左側のネジ位置には下地(間柱)があり直接ネジを打つことが出来たのですが、右の方は石膏ボードだけの状態だったので石膏の強度を高める専用液とアンカーがセットになった『完璧ネジロック』を利用しました。
使い方は至って簡単。最初にアンカーを打つ位置にドリルで7mm程度の穴を開けます。
次に穴の内側に専用液を綿棒でしっかり塗り込みます。
専用液が完全に硬化してしまう前にドライバーでアンカーを打ったら準備OK。
パッケージに同梱されているアンカーは定番の若井産業製『カベロック』で、これだけでも十分な強度は確保出来るはずですが今回は念には念を入れて専用液併用タイプを使った次第。スポンジを穴に押し込んで固めるタイプの旧商品『どこでも下地 スピードミニ10』よりも手軽で仕上がりも綺麗なのでオススメです。
最後にアンカーにネジを打って鏡を取付け、グラつきがないことを確認したら取付完了。
シンプルな内装にピッタリ
白いシンプルなフレームゆえ周囲の建具やクロスとの違和感もなく純正のような仕上がりで大満足です。
なお、これからウォールミラーの設置を検討されている方のために1点だけアドバイス。ウォールミラーは「可能な限り大きいものを選ぶこと」をオススメします。STAVEも購入時には「大きすぎるんじゃないか?」と心配したのですが、壁に取り付けてしまえば邪魔になることはありませんし逆に空間的な広がりを感じられるようになり結果大正解でした。また、照明や採光を反射して明るくもなるので良いことづくめ。風水などで玄関に鏡を設置すると良いとされているのはこうした効果も踏まえてのことではないかと思います。