パナソニック製カーナビ『Strada CN-HE02WD』へ載せ替え

パナソニック(Panasonic) カーナビ ストラーダ 7インチ ワイド CN-HE02WD フルセグ ドラレコ連携 HD液晶搭載 全国市街地図に対応 Bluetooth接続 ETC2.0車載器対応我が家のインプレッサ G4にインストールされたパナソニック製のスバル純正ナビ『Strada CN-S310WD』ですが、導入から10年を迎えて操作時のレスポンスの鈍さ、画面解像度の低さや再生可能なメディア形式の乏しさに時代遅れ感が否めなくなってきたことに加えて地図データの古さから遠出した際にまるっきり役に立たなくなる機会も増えてきたので車両のリフレッシュ計画の一環としてナビの買い替えを決断。

パナソニック製ナビのルート検索に於ける頭の悪さは存分に思い知らされてるいるので他社製品への乗り換えも一時は検討しましたが、メーカーを変えるとなると配線もイチからやり直す必要がありあまりに大変そうなので断念。大人しくパナソニック製の最新スタンダードモデル『Strada CN-HE02WD』を購入しました。

価格はAmazon.co.jpにて約6万円と比較的手頃なお値段。スマホの普及もあって後付けのカーナビ市場が縮退し市場の成長が見込めないなかパナソニックは経年車や中古車での買い替え需要を狙う戦略にシフトしていることもあり、こうした価格帯に落ち着いているのでしょう。

CN-HE02WD本体と同梱品

昔のカーナビの説明書は辞書並みの厚さでしたが、随分薄くなりましたね。

旧Stradaからの交換時は配線の仕様の違いに注意

今回取付はDIYにて実施。

既設のCN-S310WDと今回導入するCN-HE02WDはコネクタ形状が同一のため既存配線を基本的には流用可能なのですが、車両のライトのON/OFFを検知するためのイルミネーションコード(橙/白)の入力が白いコネクタ(車両インターフェースコード)側から灰色のコネクタ(電源コード)側へと配置が変わっているため、単純に繋ぎ変えただけだと動きはするもののライトの点灯にあわせて画面の明るさを変えることが出来ません。

これに対応するにはひと工夫必要となりますが、今回わたしは以下の手段をとりました。

そもそも既存の灰色のコネクタにイルミネーションコード(橙/白)が実装されていないため、今回は新しいナビに付属しているケーブルからイルミネーションコードのみ引き抜いて…

本体付属の新しいケーブルからイルミネーションコードを移植

既存配線のコネクタに移植。

本体付属の新しいケーブルからイルミネーションコードを移植

あとは下図の配線イメージで結線しなおすことで対処します。

配線イメージ

図中ではイルミネーションコードの根本付近に「取り外さないでください」と注記された接合部が見られるのですが、スバルで新車装着した際に用いられるケーブルにはその接合部が見当たらなかったため自分でコードを切断しギボシ端子を使って移植した橙/白のコードに結線しなおしました。

それでも配線を痛める箇所は1箇所に留まるので作業ミスも限りなく少なくて済み安心です。

あとは新しいナビに配線を繋ぎなおして作業完了。

取付完了

GPSやテレビのアンテナも既存のものを流用していますが、このあたりの仕様は何ら変わっていないため感度等の問題もありません。

動作確認中にギアをリバースに入れてもバックカメラの映像が表示されなかったため「配線ミスったか?」と一瞬焦りましたが、これは設定の問題した。[カメラ設定]-[カメラ割込み]を初期設定のOFFからONに変更することで無事表示。

一連の作業にかかった時間は約1時間半。思ったよりもスムーズに対応できたのではないかと思います。

基本性能向上で満足度大

今回導入した『Strada CN-HE02WD』普及価格帯のスタンダードモデルゆえ、HDMIの入出力は実装されていませんしAndroid Autoなどへの対応もどこ吹く風。未だに光学ディスクプレーヤーを備える旧態依然とした製品ゆえ、10年物のカーナビと比べてもドラスティックな相違点は見当たりませんが、月日の流れとともに基本性能は最低限の底上げがなされている様子。

主な相違箇所は以下の通り。

CN-HE02WDCN-S310WD
発売日2023年1月2012年10月
画素数1,280×720
(2,764,800 画素)
800×480
(1,152,000 画素)
受信可能衛星GPS, QZSS(みちびき)GPS
FM受信周波数76.0~95.0 MHz (ワイドFM対応)76.0~90.0 MHz
VICS WIDE対応非対応
音楽データMP3,WMA,AAC,FLAC,WAVMP3,WMA
動画データMP4,AVI,MKV,ASF/WMV非対応

中でも画面解像度の大幅な向上はナビ画面の精細化に直結しておりメリット大。

また、個人的にはCN-HE02WDではCN-S310WDに採用されていた「SD-Audio」という糞みたいな仕様から解放され、SDファイルに保存したMP3等の音楽ファイルを直接再生できるようになったことも評価したいポイント。

スペックシートだけでは判断できない部分ですが、ソースを問わず音質が大幅に改善されていてこの点も満足度大。音楽ファイル再生中はカバーアートも表示されるようになっているのも何気に便利。唯一残念に感じたのはFLACの埋め込みCUEを認識してくれない点くらいでしょうか。

まとめ

地図が古くなったとはいえ壊れてもいないナビの買い替えには少しばかり躊躇するところもあったのが正直なところですが、知らない土地で変な道に迷い込んで事故ったり擦ったり…なんてことになれば修理代は片手では収まらないので、6万円ほどでそんな不安から解放されるのであれば安いもの。

10年を超えて乗り続けることに決めた愛車への愛着もより一層沸こうというものです。

ところで、取り外した古いナビは小型家電の回収ボックスには入りそうもないので燃えないゴミとして処分してよいのかしら…(悩)。

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