壁内配線のスピーカーケーブルを交換

10年前に自宅を建てた際、サラウンドスピーカー用に配管を壁内敷設してもらっており別途自分で用意したBELDENのスピーカーケーブル『STUDIO 718EX』を入線してもらったのですが、1年と持たずケーブル全体に緑青が発生。

おいそれと交換するわけにもいかない場所だし音に特段の変化も感じられなかったので長らく見て見ぬフリをしていたのですが、加水分解でケーブルの被覆もベタベタになってきたのでさすがに限界と判断。重い腰を上げて交換することにしました。

わたしは長らくBELDEN派でしたが、過去にも『STUDIO 717EX』で短期での緑青発生の憂き目に遭っているのでBELDENにはもうウンザリ…ということで、今回交換用に用意したケーブルはオーディオテクニカの『OFCスピーカーケーブル AT6159』。

OFCスピーカーケーブル AT6159

壁内を通す関係上、片側12.5mほどの長さが必要なため718EXも12AWGとやや太めの線径でしたが、こちらはそれより太めの11AWGで安心感は万全。OFC(無酸素銅)採用のシンプルな導体素材で素直な音質が期待出来ること、取り回しが良くCD管を通しやすそうなこと、さらには1mあたり700円程と比較的手頃な価格も決め手となりました。


ケーブルの交換は既存のケーブルと新しいケーブルをしっかり繋ぎ、反対側から引っ張って新ケーブルを入線していきます。この際、途中で新しいケーブルが外れてしまうと面倒なことになるので、圧着端子を使って両者をしっかり抱合したうえでビニールテープで固定。また、CD管の中でケーブルが引っ掛かったりしないよう、先人の知恵を借りてケーブルにベビーパウダーを塗布しながら入線することで滑りも良くなり作業は無事成功。バナナプラグ等を付け直し、アンプ及びスピーカーに再接続して作業は完了です。

ケーブルが太くなったせいか交換後は気持ち音圧が上がったような印象。落ち着いたタイミングで改めて音場補正をやった方が良さそうですが、素性は悪くなさそうです。

ちなみに。フロントスピーカーに使用しているスピーカーケーブル『DENON AK-2000』は使用開始からまもなく14年を迎えますが、こちらは緑青や錆び、シースのベタつきなどとは無縁です。新しいケーブルに同様の期待を抱くのは酷でしょうが、壁内配線の交換はそれなりに大変なので1年でも長く持ってくれることを切に望みます。

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