先日購入した減光フィルター『Kenko NDフィルター PRO1D プロND16 (W) 77mm』で約20年ぶりにスローシャッターの魅力に触れ気分が昂じたわけではありませんが、調子に乗って『Kenko NDフィルター PRO-ND500 77mm』を追加調達してしまいました。
目的は主に早朝や日没の時間帯に於ける水辺の撮影。朝夕は光量の変化が大きいので露光時間の調整にはかなり苦戦しそうですが、デジタルカメラであれば多少の明暗差はRAW現像時に救える(…ヲイ)ので失敗を恐れずどんどんトライしていくつもり。
ちなみに、ND500ともなると室内ではパッと見ほぼ真っ黒。ND16と比べて見るとその差は歴然です。
このクラスともなると需要も限られてくるせいか商品の選択肢は少なく、誤差の大きい濃度可変式や色かぶりが指摘される粗悪な中国製品を除外すると実質Kenko一択な状態。そのような背景もあってか、こちらは薄枠設計ではない旧来型の厚みのあるタイプとなっています。
薄枠設計を採用したPRO1D プロND16と比べると2mm程度の差が見てとれますが、わたしの場合主にステップアップリングを介して72mm径のレンズに装着する予定なのでワイド端でもケラれる恐れはないでしょう。
ちなみにND500とND16を重ね付けするとND8000相当となり13絞り分の減光効果を得ることが出来ます。さすがに誤差も大きくなるので色々と厳しい面も出てくるであろうことは容易に想像出来ますが、表現の幅はきっと広がることでしょう。