歴史を変える一台。Lenovo『IdeaPad Duet Chromebook』

【Amazon.co.jp 限定】Google Chromebook Lenovo ノートパソコン Ideapad Duet 10.1インチ 日本語キーボード WUXGA MediaTek Helio P60T 4GBメモリ 限定スペック 64GB eMMC モデルコロナで散々だった2020年をなんとか乗りきった自分へのクリスマス・プレゼントとして以前から目をつけていたLenovo(レノボ)のChrome OS搭載2-in-1タブレット『IdeaPad Duet Chromebook』(2020年6月モデル)を購入。ビックカメラ.comにて実質25,000円を下回る期間限定大特価になっていたので延長保証を付けて即ポチしました。

2017年からは3年ほどHUAWEIのタブレット『MediaPad M3 Lite 10』を出張のお供として使っていましたが、HUAWEIは日本メーカーと同様に「釣った魚に餌をやらない」主義らしく自社製品のアップデートには消極的でセキュリティ面でも相当脆弱だったことに加え、時代遅れになりつつある microUSB 端子を備えた機器を身の回りから排除したい思惑もあり春頃に手放してしまっていたので半年ぶりにお出かけ端末の復活です!!

IdeaPad Duet Chromebook 開梱

今回入手した『IdeaPad Duet Chromebook』は6月にレノボからリリースされたキーボード着脱型の10.1型 2in1タブレット。定価で4万円そこそこと「GIGAスクール構想」を見据えた手頃な価格に加え、モビリティと使い勝手の良さから人気を集めた「2020年のベストバイ」に数えられる人気のガジェットです。

SoCにMediaTek Helio P60T(Cortex-A73/A53 2GHz x8)を採用、メモリ4GBにストレージ128GB(上記に掲載しているリンク先のAmazon.co.jp限定モデルはストレージ容量64GBの廉価版ですのでご注意ください。)とスペックはおとなしめですが、商品名に「Chromebook」を冠していることから分かるようGoogle謹製の「Chrome OS」を採用しているのが大きな特徴。

近年Googleは10型以上の端末へのChrome OS採用を強力に推し進めることで「スマホ以上、PC未満」というニッチな市場の創出を図っており、同機もその方針に沿った商品となっていますがその実力やいかに。

価格やスペックを超越。驚きの使い勝手の良さ

『IdeaPad Duet Chromebook』(以下、IdeaPad Duet)の開封の儀な記事は既に出尽くしていると思われるのでここでは省略しますが、備忘録も兼ねて内容物の確認だけ。

IdeaPad Duet本体以外の同梱品はキックスタンド(スタンドカバー)、キーボード、USB ACアダプタ、USB Type A to Cケーブル、USB Type-C to 3.5mmオーディオジャック変換ケーブルとマニュアル類。価格の割に付属品は充実しています。

付属品の中でもとりわけ目につくキーボードですが。これが案外出来が良い。

IdeaPad Duetのキーボード

10インチサイズの本体とサイズを揃えるため右の方にある記号回りのキーが少し密集した感じになってますが、一般的に使用頻度はそれほど高くない部分なので慣れれば問題はなし。キーボード本体の薄さもありキーストロークは浅めですが、強めにタイプしてもバタついた感じはせずなかなか好印象。キーボードへの強い拘りを持ったThinkPadを抱えるLenovoの意地のようなものを感じます。

ファブリックで覆われたキックスタンドはなかなかお洒落ですが、マグネット内包されているせいか200gオーバーと思いのほか重量感があります。

ファブリック仕上げのキックスタンド

本体だけなら約450gと通常のタブレット端末と変わらない重さですが、キックスタンドをケース代わりに装着したままにすると約700g。タブレット代わりにしてはちょっと思いかな…といった感じ。まぁ、キーボード込でも約920gと一般的なノートPCに比べれば遥かに軽量ですけど。

さっそく本体にキックスタンドとキーボードを取り付けてセットアップ開始!といきたいところですが、反射や映り込み激しいツルテカの液晶パネルは苦手なのであらかじめAmazon.co.jpで購入しておいたノングレアな『IdeaPad Duet Chromebook 2020年6月モデル 用【反射防止ノンフィラータイプ】液晶保護フィルム ギラツキなし』を貼り付け。一番安価なフィルムだったせいか恐ろしく貼りにくかったうえ指紋も残りやすい感じですが、幸い埃も入らず割と綺麗に貼れたので良しとします。

ノングレアフィルムとマウスを用意

また、ノートPCスタイルで使用する機会が多くなるであろうと想定しこちらも事前に買っておいたBluetooth接続の『ロジクール ワイヤレスマウス M590』(レビューはこちら)も準備して電源オン。

初期セットアップにはWi-Fiに接続出来る環境とGoogleアカウントが必用ですが、既に用意済であればものの数分で完了します。通常のスマホやタブレットと違って物理キーボードがあるのでユーザーIDやパスワードなどの入力も超絶楽チンです。

ホーム画面はいたってシンプル。下部にAndroidでお馴染みの「Play ストア」アプリがあることからも察せられる通り、Androidアプリをダウンロード&使用できる(一部制限あり)のもChrome OSの強みとなっています。

シンプルなホーム画面

一通りアップデートを済ませたらプリインストールアプリを確認。画面を上にスワイプするとアプリ一覧が表示されます。

アプリ一覧1

アプリ一覧2

Chrome OSは端末メーカーが独自にOSに手を加える余地がないようで、余計なアプリが一切存在しない点は好印象。既にサービスが終了している「Play Music」アプリが残ってしまってますがアンインストールで亡き者に出来ます。

IdeaPad Duetの液晶はフルHD(1920×1200)対応ですが、ドット・バイ・ドット表示だとさすがに文字やアイコンが小さくなりすぎるようでデフォルトでは1080×675に設定されています。文字サイズと情報密度を勘案してわたしは1350×844に設定変更しておきました。

本格的にChrome OSに触れるのは今回が初めてなのですが、動作のスムーズさにはとにかく驚きます。起動時は電源ボタンを押してからものの数秒でログイン画面が表示されますし、使用中も画面切り替え時のモタツキがほとんど感じられずほとんどストレスを感じません。

参考までにGeekBench v5を走らせてみましたが、CPUのスコアはわたしが現在使っているスマートフォン『Moto G7 Plus』と大差ありません。

IdeaPad Duet ChromebookのGeekBench v5の実行結果

Google Octane 2.0のスコアにしてもお世辞にも高いとは言えません。

IdeaPad Duet ChromebookのOctane 2.0の実行結果

それにもかかわらずこれだけ快適に動作するといるということは、Androidに比べChrome OSは相当オーバーヘッドが小さく最適化も進んでいるのでしょう。感心感心。

そのせいもあってか、同じAndroidアプリでもスマホよりChromebookで動かす方が至極快適。アプリによってはChromebook上ではうまく動作しないものもあるという話しを聞いていましたが、わたしがインストールした統合版のOffice、Teams、Zoom、Prime Video、パナソニックのMedia Access、Abemaなどのアプリはいずれも問題ありませんでした。ここまで色々使えちゃうと自宅のPCは仕事用の本格的なドキュメントの作成とデジイチで撮影した画像の現像と編集、あとは息抜きのゲームくらいしか出番なくなっちゃう…(笑)。

また、セキュリティを齧っている一人としてはChromebookのサポート期間の長さにも安心感を覚えます。Androidのスマホやタブレットであればリリースから2年(メーカーによっては半年とか)も経てばOSのバージョンアップどころかセキュリティパッチすら提供されなくなりますが、IdeaPad Duetに設定された「自動更新ポリシー」と呼ばれるサポートの終了期日はなんと2028年。そこにはChrome OSにかけるGoogleの本気度が感じられますし、長い間ユーザーも安心して使用することが出来ます。

持ち運びを前提とした使い勝手に関してもバッテリー駆動時間は公称で最大10時間と必要十分ですし、USB Type-Cポート搭載のためスマホ用の充電器やモバイルバッテリーを共用出来るというのも大きなメリット。

他にも書きたいことは色々ありますが…諸々ひっくるめてIdeaPad Duetを一言で現すとすれば「最高」の一語に尽きます。

まとめ

これまでに手にしてきたガジェットの中で「最強コスパ・モンスター」とも言えるこの一台。

細かいことを言い出せば、指紋センサーがないのでAndroidタブレットと違ってログインが少々面倒だとか、GPS非搭載なので地図アプリのナビが使えないなどのウィークポイントもありますが、それに目を瞑ってしまえるほど全体満足度はバリ高です。

今ならユーザー特典としてGoogle Oneの容量100GB分が12 か月間無料で提供中ですし、もしChromebookの導入を迷っているのであればこの期を逃す手はありませんよ!

中華ブランドのスリーブを購入(2020-12-28)

NIDOO 10-10.1インチ ラップトップスリーブ 撥水 タブレットケース 10.2今後、外出先にIdepad Duetを持ち出す機会が増えそうなので『NIDOO 10-10.1インチ ラップトップスリーブ』なる中華ブランドのケースを購入。

キーボードとスタンドカバーを装着した状態で (W)244.9 x (H)169.3 x (D)18.2mm なIdepad Duetに対し、こちらのケースの内寸はおよそ (W)260.0 x (H)190.0 x (D)15.0mm。ケースの方が1回り大きいのですがIdepad Duetの純正スタンドカバーはファブリック調のため摩擦で滑りにくく、ピチピチな作りだと出し入れに苦労しそうなのでこれくらい余裕があった方が良いと思います。

NIDOO 10-10.1インチ ラップトップスリーブ

フロントポケットも用意されているので『Anker PowerPort Atom III Slim』などの薄型のACアダプタやモバイルバッテリー、USBケーブルも一緒に持ち歩くことが出来て大変便利。

内側は起毛処理が施されていて傷がつきにくい

内側はスエード調の起毛処理が施されていて手触りも良く擦れて傷がつく心配はなさそう。念の為、内側ぶ縫い付けてあったタグを外しておくと安心です。

アスファルトの上で落としても中の機材は無傷で済みそうなくらいクッション性も抜群ですが、その分厚みが大きいのが気になるところ。取っ手がないところからしてインナーケースとしての利用を想定した商品だと思われるのでもうちょっとスリムでも良かったんじゃないかなぁ…。ま、使い込んでいるうちに程よく潰れて良い感じになってくれることを期待します。

    このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。

    reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

    頂戴したコメントは管理者に承認されるまで表示されません。また、メールアドレスが公開されることはありません。
    このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。