仕事用端末と組み合わせて使っていたロジクールのワイヤレスマウス『M590 マルチデバイス サイレントマウス』でしたが、メーカー2年保証の終了間際で左クリックのスイッチが故障。
メーカーサポートに連絡して交換をお願いするも生憎M590は生産終了らしく、当初『M650 Signatureワイヤレスマウス』を代替として提案されたのですが、こちらはマルチデバイス非対応のため「困っちゃいますぅ…」ということで改めて調整して頂き『M720r マルチデバイス トライアスロンマウス』を入手。
ファーストインプレッション
M720r一般的なモバイル用マウスに比べ一回り大きく重さもあるので小ぶりなデスクトップ用マウスといった印象ですが、その分ホールド性は抜群。
公式ページに掲載された商品写真を見ると若干”もっさい”感じですが、実物はそこまででもありません。
自動スリープ機能も備え、単三形乾電池1本で最長24ヵ月使用可能な点がウリ…ですが、同様に最長24ヵ月使用可能を謳っていたM590もはビジネス用途で一日フルに使うと電池はギリギリ半年持たないくらいでしたのでM720rも実際は同程度と予想されます。トライアスロンマウス…ってネーミングは大げさすぎる気がしますが、使い方を考えると意外に長持ちする印象です。
ちなみに…以前使用したことのある『マラソンマウス M705t』は3年間の電池寿命を謳っていましたもののスリープからの復帰が遅くかなりのストレスでしたが、M720rを含む最近のロジクールマウスはそのようなことはないのでご安心を。
接続はUnifyingとBluetoothに両対応でEasy-Switchによる3台のマルチペアリングに対応。側面に3つ並んだスイッチのうち一番手前のボタンを押すだけで接続先を簡単に切り替えることができます。
MXシリーズなどの上位製品は裏面にEasy-Switchボタンが用意されることが多いのですが、安価なモデルは表面に配置されるケースが多い印象。とはいえ、使用中に間違って押してしまうような位置に配されている訳ではないので安心。
型番変更前の旧モデル「M720」の発売時期が2016年であることから、Unifyingの後継にあたるLogi Boltには非対応ですがビジネス用途であればBluetooth接続が中心になるので問題はないでしょう。
Logicool Flowにも対応していますが、セキュリティにうるさい最近のビジネス環境でそういった外部アプリの導入にはいろいろ根回しが必要…まぁ、使わないですね。
まとめ
トラッキング性能などはDarkfieldセンサーを採用した『MX Master 3s』などには遠く及ばないものの、一般的なオフィス用であれば十分な性能。
上位機種の価格や大きさがネックであったり、手動でスクロールホイールのモード切替が可能な点にメリットを感じる方には有意義な選択肢のひとつとなるでしょう。