インプレッサ G4 (GJ7)のリフレッシュ計画

我が家のインプレッサ G4 (GJ7)も購入からはや10年。

ぼちぼち買い替えの検討も視野に入ってくる時期ですが新型インプレッサからセダンのラインナップが無くなりいよいよ欲しい車がなくなってしまったことに加え、先日親戚宅の駐車場から出庫しようとした際に内輪差で運転席側の後部ドアを僅かに擦ってしまい(人生初のやらかし)、積年の細かな傷の解消も兼ねて新品ドアに交換することになったこともあり…ここまで来たら灰になるまで乗り潰す覚悟です。(苦笑)

営業さんからは「とても10年選手に見えない」と言われるほど状態良好な愛車ではあるものの、じっくり目を凝らすとそれなりのスレや経年による劣化は否めません。部品の入手が可能な今のうちに交換出来るものは交換しておいて今後も気持ちよく乗り続けられたら…との思いからリフレッシュ計画を実施中。

純正部品の品番などは調べるのが少々面倒なので、後に続くかもしれないニッチな方々に向けてそれらの情報も残しておくことにします。

内装編

シフトレバーブーツ+インジケーターカバー

写真では分かりにくいもののの、シフトレバー周辺のインジケータパネル(シルバーの部位)に鍵などが擦れてついた傷が多数見受けられる状態だったのでこちらの交換を検討。

シフトレバーの初期状態

当初は同じインジケータパネルを入手して入れ替えるだけのつもりでしたが、品番を調べる中でシフトブーツを備えたフォレスター用のパーツが流用可能との情報を知り予定変更。また、シフトレバー周りではWRX S4 tS用のレザー調インジケーターカバーが利用可能なことも判明したのでこちらも併用して高級感アップを図ることに。

レバーの根本付近に埃が溜まりやすいことも地味にストレスだったので、同様のカスタマイズを実施することにしました。

入手した部品は以下。

ブーツはフォレスター用、インジケータはフォレスターに加えてWRXなどでも利用されているもの。スバルは同一時期に展開するラインナップ間で部品を流用するケースが多いのですが、同一形状ながらステッチの色やベースカラーの異なる複数品番が存在するので、好みにあわせて組み合わせを変えることも可能だったりします。

こちらの装着作業は少しばかり大変。

まずは内装剥がしなどを使ってシフトノブの下部に位置するシルバーのメッキパーツを外し、中に位置するピンをずらしてノブを引き抜いておきます。

シフトノブの取り外し

次にサイドレバーのカバーを運転席側にずらすと見えるネジと、コンソールボックスの左右後方にある目隠しカバー内のネジを外してコンソールボックスをフリーにします。

コンソールボックスの取り外し

コンソールボックスをずらせたら、インジケータパネルに被さる内装パーツは手前に引き抜くだけ。ただし、シフトがPレンジに入ったままだとシフトレバーが干渉して内装パーツが完全に外せないので、一時的にシフトノブを戻した状態でエンジンをかけN or Dレンジに入れた隙に内装を剥がせばOK。

インジケータパネル交換前

既存のシルバーのインジケータパネルはクリップで固定されているのみ。バックライト用のコネクタも挿し換えて新しいインジケータパネルに交換したら、ブーツを通してシフトノブに固定するだけ。あとは新たに入手したインジケーターカバーを取り付けて完成。

インジケーターカバー

少しばかり手間はかかりますが、決して難しい作業ではありません。

ブーツ、インジケーターカバーとも純正レザーシートとお揃いのシルバーステッチで統一感バッチリなうえ、スポーティーさも増し増しです。もっと早くにやっておけば良かった。

MFDアッパーパネル

ダッシュボード上に位置するマルチファンクションディスプレイ(以下:MFD)を覆うひさし部はもともとシンプルな樹脂パーツですが、後に登場したS207用としてシルバーのステッチが施されたものが純正部品として存在することが判明。普段目につく部分でもありますし、自車のシートのステッチの色と統一感を持たせることで自己満足に浸るべくこちらもリプレースを実施。

  • 『SUBARU 純正部品 パネル,デイスプレイ アツパ (品番 66067SG010)』
  • 『SUBARU 純正部品 パネル,デイスプレイ ロア (品番 66067FJ230)』

もともとアイサイトを搭載している車両の場合はアッパのみの交換でOKですが、今回は細かい傷が気になっていたロア側もついでに交換。

こちらも定番カスタムらしく交換手順は各所に記載があったのでここでは省略しますが、MFDの手前のパーツの取り外しには少々苦戦しました…。

MFDパネル ディスプレイアッパー(シルバーステッチ)

よく目につく部分ではあるものの、交換した自分以外誰も気づいていません。(笑)

サイドシルカバー

車に乗り降りする際に目につくサイドシル部の内装パーツの交換。乗降時に靴で擦って傷が付きやすい場所なうえ、子供が幼少期にがっつりシルカバーを踏んで乗り降りしていたこともあり最も傷が目立っていた箇所になります。

交換にあたり手配した純正パーツは以下。

純正パーツというと高価なイメージがありますが、スバルの内装パーツは比較的リーズナブルでこれらはいずれも1,000円前後。オートバックスなどで売られている専用保護フィルムなんかを使うより、部品ごと買い換えた方がお得感が大きい…(苦笑)。

古いシルカバーの取り外しは真上にひっぱりあげるだけ。固定用のクリップが車両側に残っていないことを確認して、新しいシルカバーを装着するだけ。(取り付けに必要なクリップは新しい部品にあらかじめ装着されています。)

サイドシルカバー交換後

リアは後部座席下にクリップ固定する箇所があるため、シートを軽く浮かせて作業(手順はこちら参照)する必要があるものの基本は同様。

リアサイドシルカバー交換後

これだけでも随分雰囲気は変わります。

コンソールボックス リヤパネル

幼少期に子供が後部座席を移動する際につけたコンソールボックス後方パネルの傷。

コンソールボックスの背面パネルの傷

基本靴で擦っただけなのでそれほど深い傷ではないものの、内装用のケミカル補修剤を使おうが荒療治でドライヤーで熱を加えようが改善が見られなかった部位になります。

以前、ディーラーでサービススタッフのお兄ちゃんから「コンソールボックスまるごとの交換になるので結構いい値段しますよ」と言われ交換を断念したことがあったのですが、今回部品リストを確認していたところリヤパネルだけの販売を確認…。品番は下記、価格は1,500円ほどになります。

当該パーツはセンタートンネル部のフロアマットをどかしてパネル下部の隙間に指を入れて手前にひっぱるだけで簡単に外れるので、新しい部品と挿し替えるだけ。不器用なお父さんでもノーミスで作業できるレベル。

コンソールボックスの背面パネル交換後

交換後はなんと美しい…。

フロアカーペット

とりわけ運転席で汚れや色落ちが目立っていた車内フロアマットもこのタイミングで交換。

専用設計でない安価な社外品の場合、ズレてペダルをしっかり踏み込めなくなる事故に繋がるためよほどのことがない限り純正品で行くのがセオリーです。

運転席、助手席、リア左右+フロアトンネル用の5点セットで約3万円と少々値は張るものの、見た目の改善という点においてこれ以上に効果のあるアイテムはありません。

純正フロアマット

ちなみに、運転席のマットを新旧比較すると色の違いは一目瞭然。

フロアマットの新旧比較

旧マットが白っぽくなっているのは、土や砂による汚れというよりも踏圧や経年によるマット自体の色落ちが主たる原因。ここまで来るとマット交換以外に手のうちようはありません。

黒い部分がちゃんと黒くなるだけで、車内の雰囲気はぐんと引き締まった印象になります。

運転席ロアカバーパネル

運転席まわりで配線を弄る際など着脱する機会の多い膝元パネルですが、一体成型されているクリップ部が潰れやすいのが難点。

運転席ロアカバーパネル

うちのもご多分に漏れず潰れてしまっていたのでこの機に交換用パーツを発注しておきました。

ダッシュボード側面のパネルとそこに隠されているネジを1本外すと手前に引っ張るだけでパネルが浮かせられるので、隙間から手を突っ込んでエンジンスタートボタンやETCに繋がるケーブルと内気温センサーを固定するネジを抜いて古いカバーを取り外し。ボタン類を新しいパネルに戻したら逆の手順で組み戻して作業完了。

内気温センサーの取り外し用に短めのドライバーを一本用意しておくと作業しやすいと思います。

なお、同車両の運転席周りで生じる異音はこのパネルとダッシュボード取り付け部の摩擦が原因というケースが大半。パネルの縁やダッシュボード側のクリップ穴周辺にテサテープを貼っておくと効果覿面です。

助手席アンダーカバー

GP/GJ型のインプレッサは助手席足元を覗きこむとケーブル類が一部丸見えになっていますが、以前から気になっていたのでそれを覆い隠すためのアンダーカバーを他車種から流用。

助手席アンダーカバー

基本構造が同じGP型のXVハイブリッドやVM型レヴォーグなどで採用されているパーツで部品価格も3,000円に満たないことから定番カスタムとなっており、この機会に導入することにしました。

  • 『SUBARU 純正部品 アンダー,カバー アセンブリ パツセンジヤ (品番 66066FJ000)』
  • 『SUBARU 純正部品 クリップ (品番 99045-AE020-JC)』

取り付けにあたってはカバー本体以外に固定用のクリップ2個が別途必要です。

カバーは比較的大きめで裏側には一部シンサレートが貼られていましたが、どうせなら…と制振用のレジェトレックスと手持ちのシンサレートを追加してから自車に取り付け。事前に発煙筒を外しておくと作業は楽です。

助手席アンダーカバー取り付け

助手席の足元から入り込んでいたロードノイズやバルクヘッドからの騒音が低減され、満足感は価格以上。もっと早くに導入しておけば良かった。

外装編

Aピラーカバー

Aピラーの根本付近にある樹脂製カバー。一見して劣化の気づきにくい部分ですが、直射日光や風雨にさらされるパーツなだけあって変質が気になる部分です。

風圧等で簡単に外れないよう3か所のクリップでしっかり固定されているので素手で取り外そうとすると大変ですが、内装剥がしがあれば瞬殺。ドア側から隙間に内装剥がしを入れて軽く捻ってやるだけで簡単に外せます。

Aピラーカバーの外し方

運転席側、助手席側の両サイドの交換まで行っても3分とかかりません。

Aピラーカバー

目立たないパーツながら印象アップにはしっかり寄与してくれます。

フロント フードシール

エアインテークダクトとボンネットの隙間を埋めるゴムシール。

まだまだ使えるレベルでしたが、幾分潰れて白化も始まっていたので部品の確保がしやすい今のうちに交換。

  • 『SUBARU 純正部品 フロント フードシール (品番 65250FJ001)』

ボンネット裏にクリップで固定されているだけなので古いシールは端から順に下に引っ張れば取り外し可能。万一クリップだけが残ってしまった際はペンチで引き抜けばOK。

フロントフードシール

取り付けは元の位置にクリップを挿し込んでいくだけ。3分とかかりません。

フューエルキャップ

フューエルキャップ…すなわち給油口の蓋。脱落防止用のワイヤーをボディに留めるクリップも含めた純正品番は以下。

随分前からワイヤー部に変な癖がついてしまいキャップ着脱時に邪魔になっていたのでこちらも交換。

フィラキャップ

今のところ問題はなさそうでしたが、キャップの内側のパッキンが劣化すると気化したガソリンが漏れ出してガソリン臭くなったり、最悪火災に繋がる恐れもあるので予防保全も兼ねてのこと。

ちなみに古いクリップはペンチ等で引っ張れば簡単に取り外せます。再利用はできないので新しいクリップを用意したおく必要があります。

リアワイパー

表面塗装が白化していたリアのワイパーも交換。入手した純正部品は以下になります。

我が家のインプレッサ G4 (GJ7)は2012~2013年に製造されたいわゆる「B型」ですが、「C型」以降で(?)新形状のブレードに切り替わったらしく旧製品は既に廃番。今回は後継品番のブレードを入手しました。

ワイパーの交換は簡単です。根本のキャップを外したところにある10mm(M6)のナットをメガネレンチで外し、アームを垂直に引き抜くだけ。

リアワイパーの取り外し

アームが経年で固着気味の場合は左右に軽く揺さぶりながら引っ張ると外れやすいと思います。

外した古いワイパーと組み上げた新しいワイパーを並べてみると色の違いは一目瞭然。なお、写真では分かりにくいですが新ブレードは風切り音の低減と拭きムラ軽減のため上下で非対称のエアロフォルムとなっています。

リアワイパーの新旧比較

リアガラスの端の目印を参考にワイパーの固定角度を調整して取り付けは完了。

リアワイパーの固定位置

リアワイパー交換

ここも黒い部分がちゃんと黒くなっただけで、見た目がぐっと引き締まります。

これまでリアワイパーのゴムを交換しても拭きムラやスジがなかなか改善されませんでしたが、交換後は完璧に拭き取れるようになり大満足です。

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