マンフロット『Elementアルミ一脚』(MMELEA5BK)を使う際1/4インチネジ(細ネジ)に直接カメラやレンズを固定するのが面倒で何かしら策を講じる必要があったのと、夏に入手したアルカスイス互換の中華製L型プレート『INPON 汎用 L型クイックリリースプレート』が思いのほか良く同じものを追加で入手しておきたかったこともあり、同プレートとクランプがセットになった『INPON 50mmクイックリリースクランプ+L型クイックリリースプレートセット』を新たに入手しました。
パッケージはINPONのロゴシールが貼られただけの白い箱。この中にクランプとL型プレートがビニール封入された状態で無造作に収められています。
この2点以外に付属品や説明書なども無し。高級感の欠片もありませんが値段を考えれば許容範囲でしょう。
クランプはネジ式のノブが採用されており、これを回すことでクランプの開口幅を調整できます。
ノブには水準器を内蔵。クランプベースの側面にも小さな水準器が2つ埋め込まれています。
この水準器は小さく見辛いので実用性は乏しいように感じますが、使用中邪魔になるわけでもないので良しとしましょう。
ちなみに今回受け取ったクランプは表面に滑り止め加工が施された金属製のノブが採用されています。Amazon.co.jpのレビューを見ると比較的最近まで「ノブに巻かれたゴムがすぐに外れてしまい使い辛い」といった指摘が挙げられていたことから、つい最近になって仕様が変わったものと推察されます。
表面が金属だと冬に屋外で使う時に指がかじかんでしまいそうですが、耐久性を第一に考えると現在の仕様の方が安心。個人的には良い改良だと思います。
L型プレートは商品ページの写真や寸法などから夏に入手した単品売りのものとまったく同じ…と思っていましたが、セットのプレートには側面に貼るゴムが付属していません。
あと、中央を示すマークの印刷が省略されてるといった違いも見受けられましたが、どちらもオマケみたいなものですしプレートそのものは寸分違わず同じ物なので問題はないでしょう。
以前のレビューの際も同様の写真を掲載しましたが、このプレートと『Nikon D500』とのフィット感は良好です。
一脚にクランプを取付ける
それでは今回入手したクランプをマンフロット『Elementアルミ一脚』に取り付けてみましょう。
初期状態では一脚とクランプの双方から細ネジが突き出した「オス-オス」な状態。
国内の製品だと三脚・一脚側がオス、雲台やクランプ側はメスという構成が一般的ですが、海外メーカーの中にはこれが逆になっているケースもあるのでたまにこうした場面に遭遇します。
雲台やクランプを製造するメーカーは当然それを織り込み済みでネジを取り外すことでオスにもメスにもなるよう設計されており、今回入手したクランプも六角レンチを使用することでネジを抜き取ることが出来ます。
今回入手したINPONのセットには六角レンチが含まれていませんでしたので、手元に無ければ別途用意する必要があります。
ネジを取り去った中央部は1/4インチのメスネジになっているのでここに一脚側のネジを締めこみます。
これでアルカスイス互換一脚の出来上がり!!
わたしはスポーツ撮影時に一脚を利用することが多いのですが、これまでカメラを交換していてシャッターチャンスを逃した…なんてことが少なくなかったので今後は改善されると良いな。