6年落ちのHP ProBook 4740sをSSD化&Windows 10導入で再活用

新しいPCの購入で一線を退いた7年落ちの老兵『HP EliteBook 8460w』を廃棄してようやく身軽になったばかりですが、それと入れ替わるようなタイミングで2012~2013年頃に販売されていたHPの6年落ちのノートPC『HP ProBook 4740s』を入手。

HP ProBook 4740s

個人的に取引のあるお客さんから「キャビネット整理してたらほとんど使ってないPCが出てきたのであげる」として押し付けられた(苦笑)同端末。17.3型の大画面液晶を搭載したデスクトップ代替ノートで持ち歩きには不向きですが、新品同様でバッテリーの性能低下もほとんど見られないので嫁と子供のパソコン学習用端末として活用させてもらうことにしました。


スペックは下記の通り。

HP ProBook 4740s
OSWindows 7 Professional (64bit) ※Windows 8からのダウングレード権による
CPUIntel Core i5-3210M (2コア/4スレッド/2.5-3.1GHz)
チップセットIntel HM76 Express
メモリ8GB (4GBx2) DDR3-1333MHz
ストレージ500GB HDD (7200rpm)
オプティカルドライブDVD-ROMドライブ
webカメラ720p HD Webカメラ
有線LANRealtek RTL8151FH-CG
無線LANCentrino Advanced-N 6235
BluetoothBluetooth 4.0
グラフィックAMD Radeon HD 7650M
ディスプレイ17.3インチワイド・HD (1600×900 / 最大1677万色)
バッテリーリチウムイオンバッテリ(8セル)

CPUは第3世代のi5プロセッサ。8460wに積まれていた第2世代のCore i7-2720QM(2.2-3.3GHz)より新しいとはいえコア/スレッド数が半分なのでベンチマークスコア的にはパッとしないものと予想されますが、最新のCeleron搭載端末なんかに比べれば性能は遥かに上。普段使いが中心であれば贅沢過ぎる仕様と言えなくもありません。

HP ProBook 4740sのSSD換装

ProBook 4740sに搭載されているハードディスクは高速な7,200rpmのものですが、フラッシュメモリが当たり前に使われる今時の端末に慣れてしまうと読み書きの遅さにストレスを感じてしまうのは火を見るよりも明らかなので8460wに組み込んで使っていたSSD『Samsung SSD 850 EVO』にあらかじめ換装しておくことにします。

本体を裏返してロックを解除してバッテリーと裏面のパネルを外せば内部にアクセス可能。

本体内部へのアクセスは簡単

あとはHDDをマウントごと取り外しSSDに交換したら逆の手順で本体に組戻して作業完了。5分とかかりません。

HDDのマウント部

ちなみに元々搭載されていたHDDは東芝の『MK5061GSYN』。

東芝 MK5061GSYN

東芝ね…(苦笑)。

Windows 10のインストールと不明なデバイスへの対応

本体と共にリカバリディスクも一緒に頂戴したのですが、付属するOSはWindows 7とWindows 8。いずれも過去の遺物でこれから使うのは現実的でないため最新のWindows 10(October 2018 Update)をクリーンインストールすることにします。

Microsoft「メディア作成ツール」で作成したインストールディスクでブートしてセットアップを実施。高速なSSDに替えておいたおかげで作業は30分とかかりません。

インストール直後にデバイスマネージャーを覗くとドライバが正しく当たっていないものが複数見られましたが、ネットワークに繋いだまましばらく放置しておくとWindows Updateで大半は解消。最後に残った「基本システム デバイス」2つと「不明なデバイス」1つのみ手動対応してやる必要がありました。

ProBook 4740sにWindows 10を入れる

このうち「基本システム デバイス」2つはSDカードリーダー関連。生憎とWindows 10用のドライバは用意されていませんが、Windows 7/8用の「JMicron Card Reader ドライバ」がそのまま適用可能です。

残る1つ(ACPI\HPQ6000)は「HP 3D DriveGuard」用の加速度センサーに関するものなのですがこれがかなりの曲者。HPがWindows 10用として公開している「HP 3D DriveGuard ドライバ」は最初期のWindows 10では問題なかったようですが、現在のWindows 10にインストールするとデバイスの名称は正しく表示されるも黄色い警告表示が残ったまま。

ProBook 4740sにWindows 10を入れる

しかも、この状態で再起動したりしばらく放置しているとBSOD(ブルースクリーン)が発生しセーフモードでの起動もままならなくなるという…(汗)。

同デバイスはBIOSで無効化することも出来ませんし、ドライバの開発も既に終了してしまっているようなので大人しく「不明なデバイス」のままデバイスマネージャー上で無効化しておくのが賢明なようです。HP 3D DriveGuardは機能しませんが、SSD化していれば関係のない話しですからね。

最後にFn(ファンクション)キーによるボリューム操作などを有効にするため「HP HotKey サポート」をインストールしておけば、Windows 10で一通りの機能は扱えるようになります。

なお、意外だったのは4740sに搭載された指紋認証センサーがWindows Helloに対応していたこと。Windows 10へのログインでちょっとだけ楽することが出来ます。

スイッチャブル・グラフィックス

4740sは使用するアプリケーションに応じてCPU内蔵のiGPU「HD グラフィックス 4000」とdGPU「AMD Radeon HD 7650M」を動的に切り替える「スイッチャブル・グラフィックス」に対応しています。

特定のアプリでどのGPUを使うか任意に指定したければCatalyst Control Centerを通じて設定するのが従来のやり方ですが、Windows 10は「April 2018 Update」以降でスイッチャブル・グラフィックスにOSレベルで対応しているのでわざわざCatalystを入れなくてもWindowsの設定より[ディスプレイ]-[グラフィックの設定]と辿ったところで同様の設定が可能です。

Windows 10でのスイッチャブル・グラフィックの設定

これを踏まえて4740sのGPUのパフォーマンスをCineBenchでチェックしてみました。

CINEBENCH 11.5 (64bit)
HD グラフィックス 4000OpenGL18.12 fps
CPU2.84 pts
CPU(シングルコア)1.23 pts
Radeon HD 7650MOpenGL30.05 fps
CPU2.87 pts
CPU(シングルコア)1.23 pts
CINEBENCH R15
HD グラフィックス 4000OpenGL15.39 fps
CPU258 cb
CPU(シングルコア)100 cb
Radeon HD 7650MOpenGL25.76 fps
CPU256 cb
CPU(シングルコア)104 cb

以前計測したEliteBook 8460wのスコアと比べてみると、予想通りコア/スレッド数の差でマルチコアCPUの結果こそ差をつけられてますが、シングルCPUに関してはイーブン。OpenGLの描画に関しては8460wの「FirePro M3900」とHD グラフィックス 4000がトントン、Radeon HD 7650Mとの比較であればダブルスコアまでは行かないまでも圧勝という結果。

なお、スイッチャブル・グラフィックはBIOSからオフにすることも可能ですが、その場合はiGPU(HD グラフィックス 4000)固定になります。将来のことを考えるとRadeon側で固定された方が良かった気がしなくもありませんが…どうでしょう。

まとめ

ひょんなことで我が家にやってきたHP ProBook 4740s。

6年落ちの端末とはいえdGPUを搭載していることでトータルバランスが良く、SSD化の効果も相まって普段使いの上でほとんどストレスを感じることはありません。試しに先日Steamで購入した『Dirt Rally』をインストールしてみたりもしたのですが、8460wではまともに動かなかった同ゲームも4740sなら多少画質設定を落とせばそこそこ快適にプレイ出来ましたし、案外使える子なのかもしれません。

将来、第3世代CPU内蔵のHD グラフィックス 4000をWindows 10がサポートしなくなるとちょっとばかし面倒なことになりそうな気もしますが、それまでは存分に活用してあげようと思います。

    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

    • 頂戴したコメントは管理者に承認されるまで表示されません。
    • メールアドレスが公開されることはありません。